CHIKUGO

　人によって開業する年齢は２０代だったり５０代だったりと様々ですが、
共通しているのは「こういった歯科医院を作りたい」という熱い想いです。
開業に向けての初めての打ち合わせで、話が深夜にまで盛り上がることもしばしばです。

　まず最初は、診療方針・歯科医院の規模・場所の希望・開業時期といったことをお聞きし、
開業に向けて何から手を付けたらいいのかを一緒に考えていきます。
「保険診療をメインに地域に愛される歯科医院にしたい」「難しい症例にもチャレンジして
ゆくゆくはセミナーで発表したい」「内装も外装もこだわって今までになかった歯科医院を
作っていきたい」といったような夢を熱く語って頂きます。
当社は、過去に数々の開業のお手伝いをして多くの経験がございますので、成功する医院作り
のノウハウはばっちりです。
開業に向けてどのような工程で進めていくのかをじっくりと話し合いましょう。

　我々の一番の喜びはこうした夢を実現させて先生方に喜んでもらう事です。
開業後に「筑後デンタルで開業して良かった」と言って頂けるような会社でありたいと
常に考えています。

　診療スタイルが決まれば、次のステップは開業地探しです。
場所は診療を続ける限りは一生関わってくる大事な要素です。

　「テナントならユニットは○台で、スタッフルームやカウンセリングルームは
しっかり作りたいという希望だから○○坪必要で…」といったことを考えながら、
メーカーや設計士さんからの情報を基に日々更新されていく不動産情報を照会したり、
実際の場所に出向いて希望の条件の場所が見つかるまで根気強く探していきます。
同時に、その土地に住む人の年齢層の分布や周辺の開発予定なども確認します。

　候補地が決まれば次の段階は市場調査です。
近隣の競合歯科医院の場所、昼間/夜間人口、年齢分布などを調査します。
その中でも最も大事な要素が来院患者数予測です。
一見、通行量の多さで魅力的な立地に見えても、データ上患者さんの来院が
見込めないことがあります。
これは、競合歯科医院が多かったり、その土地がベットタウンだったりする場合が該当します。
将来的に近隣に商業施設の建設予定があるなどのプラス要因があればいいのですが、
若年層の人口が極端に少なかったりすると、その場所には将来性はあまり期待できません。

　こういったデータを実際に出し分析をすることで判断材料にします。

　市場調査を充分に行い場所が決まったら、次の段階は金融機関との交渉です。
金融機関は「はたして、この歯科医院は経営が上手くいって決めた分の利率や貸付額を
返済してくれるのだろうか？」ということをチェックします。
当然、返済能力が疑わしい場合は貸してはくれません。

　では、何を基準に判断するのかというと、事業計画書です。
事業計画書とは、市場調査を基に来院患者数から収入と支出、返済計画までお金の動きを
書類にしたものです。
金融機関はこの書類を見て融資可能かどうかを判断します（現在の借入金額や経済状態も
判断材料となります）。

　通常は作成するのが難しい事業計画書ですが、当社では作成が可能です。
安心して金融機関との交渉にお使いください。

　事業計画書が完成したら、次はいよいよ金融機関との交渉です。
金融機関から事業計画書を確認と内容についての質問をされます。
当社は、先生と一緒にその場に同席し、金融機関への説明を代行致します。

　また、その中で利率と融資条件の交渉があります。
九州全域の金融機関で開業実績のある当社の強みがここで発揮されます。
当社には、「筑後デンタルの紹介なら大丈夫」と思って頂けるのに充分な実績があります。
事実、当社が開業を担当した医院様で経営が上手くいかず金融機関への返済が滞ったという
ケースはございません。
これは、開業前から開業後までの経営戦略をしっかりと行っている為です。

　当社がお勧めする機種や機能のご紹介、デモによる確認をして頂きます。
ご予算、診療形態、推定患者数に応じて必要な機器をお選びください。
また、設置場所についてもご説明致します。

　次は図面作成です。　いよいよ開業が具体性を帯びてきますね。
今まで当社が関らせて頂いた医院様の写真やメーカーが作成しているレイアウト集を参考に
しながら、開業する建物の条件に合わせて図面を仕上げていきます。
診療室を半個室型にして患者さんに安心感を与える造りにしたり、反対にオペ室だけを個室
して場所に余裕を持たせたりなど、形は様々です。
合わせて、上記で選定した機器も配置していきます。
患者さんの誰もが入りやすく、快適な診療が受けられる空間にしましょう。

　また、医院のオリジナルロゴマークも同時に考えていきましょう。
最近はロゴデザインを請け負ってくれる設計事務所も多くあります。
親しみのあるロゴや個性のあるロゴを作って、より印象的な歯科医院を作り上げましょう。

　図面が決定したら地鎮祭を行い、その後、工事へと進んでいきます。
当社は建築業者との事前の打ち合せはもちろん、工事期間中も直接現場の確認をして、
万が一の不備もないように致します。

　ホームページへの掲載、ハローワークや就職サイトでの募集、知り合いの紹介など、
スタッフ募集の方法は様々ですが、いずれにしても魅力的な人材に恵まれたいですよね。
できれば応募が多くてどの人を採用しようか迷うなんて悩めるくらいがベストです。
その為には魅力的な求人案内と、他の医院とは違う人を引き付ける中身が必要です。
人材が集まる労働条件や制度などをお伝えし、ご要望があれば面接にも立ち会います。
良い人材を揃えて、働きやすい職場を作りましょう。

　スタッフを採用したら、開院日までに色々なことを教えなくてはなりません。
器械の使い方、材料の管理、診療時の動き方はもちろん、挨拶、電話対応、診療方針、
その他諸々、開業前の忙しい時期にしっかりと教え込む時間はあまりないはずです。

　しかし、ご安心を。　当社はスタッフ教育も行っています。
これで先生も余裕ができ、書類作成や備品調達などに専念できることかと思います。

　歯科医院を開業するには、保健所と厚生局に開設届を提出する必要があります。
「開設届」と一言には言っても、実際にはこんなにも書類があります。

医療機関開設届 / 歯科医師免許書 / 歯科衛生士免許書 / 歯科技工士免許書
保険医登録書 / 履歴書 / 従業員名簿 / 付近見取り図 / 敷地図 / 平面図
賃貸契約書 / 建物登記簿標本 / 土地登記簿標本 / 建築検査済書 / 消防検査済書
レントゲン設置届 / レントゲン線量測定結果書 / 保健医療機関申請書
原爆医療機関指定申請書 / 結核医療機関指定申請書 / 生活保護機関指定申請書
施設基準届出

　これだけの量の書類を自分で書こうにも、あまりに膨大で書き方も難しいです。
書類不備で開業日が遅れようものなら、とんでもない事態になってしまいます。

　このような開設届は当社にお任せください。
提出時も先生と同席して、保健所や厚生局の係の方とやり取りを致します。

　様々な準備が整い、いよいよ開業直前になりました。
ここで大切なのは医院の知名度を上げることです。。
内覧会でイベント等を行って集客し、実際に医院の中を見学してもらいましょう。
そこでアピールをすれば、きっと先生の歯科医院を気に入ってもらえるはずです。
内覧会での効率的な予約の取り方もお伝えしますので、できるだけたくさん予約を
取り、開業直後の患者数が不安定な時期を乗り越えましょう。

　内覧会が無事に成功したからといって、これで終わりではありません。
せっかく来て頂いたのだから、お礼の気持ちを手紙にして送りましょう。
手紙を送ってもらって嫌な気持ちになる人は決していません。
今後歯の治療が必要になった時には、きっと先生の歯科医院のことを思い出して
くれるはずです。
患者さんを集めるには、こうしたひとつひとつの細かい心遣いが大切なのです。

おめでとうございます。
先生はこれから何年にも渡って地域医療に貢献されることかと思います。
これからどんな歯科医院になっていくのか楽しみですね。

患者さんは自然と集まってくるわけではありません。
ここからの先生とスタッフの頑張り次第でこの歯科医院の未来が変わります。
経営相談、増患相談、労務の問題等々、どんなことでもご相談ください。

筑後デンタルが、適切なアドバイスを致します。